Direct!トレンドビュー

2016.10.04

他社のDMって見たことある?生活者にはいろいろなDMが届いている。

  • DMの事例ってどんな風に探せばいいのだろう?
  • 競合となっているA社のDMってどんなものだろう?
  • 他社の事例を見ながら次施策の検討をしたいけど、どうすれば?

など、DM制作者なら気になることも多いと思う。しかし、なかなか情報を得ることも難しい。そんな方にはLABOLISのDMライブラリがDM制作の上で一つのヒントになるかもしれない。
LABOLISのDMライブラリでは、生活者モニターの自宅に届くDMの収集を15年近く行っており、現在、DMの所蔵数は5万通を超えている。
そこで今回は、2015年度に収集した約4000通のDMの情報を分析し、その傾向について見てみたい。

1.生活者に届くDMは年間約90通。小売業界からのDMを多く受け取る傾向にある。

2015年度にLABOLISで収集したDMは3922通。生活者モニター1人あたり、年間で平均約90通を受け取っている。業界で見ると小売業界に該当する企業が最も多く、次いで食品・健康食品業界となっていた。健康食品業界の多くは単品リピート通販を行っており、DMでのコミュニケーションが他の業界と比較しても多いことがうかがえる。ただし、総合通販は近年ECサイトへのシフトやカタログ発行の見直しなどを行っている影響か、DM通数が減少傾向にある。

(表1)業界別通数

形状別に見ると、一番多い形状はハガキで43%と全体の4割を占めている。A4サイズなど大判の定型外シートタイプ・圧着タイプ(15%)と合わせると、単片のDMは6割近くにもなる。

(表2)形状割合

また、過去からの形状割合の推移を見てみると定形外封筒の通数は減少傾向にあり、最近は定形外のシートタイプや圧着タイプなどが増加傾向にある。郵送費と掲載できる情報量のバランスで、DMの形状にバリエーションが出てきたことが見受けられる。

2.生活者は7月と10月に受け取るDMの量が増える。業界ごとにばらつきも。

月別の通数を見てみると7月、10月が多い傾向にあるが、業界ごとに見るとばらつきが大きいことも分かる。食品業界であればお中元・お歳暮などギフト需要の時期、教育業界は入学・受験時期や夏期講習・冬期講習の時期など、各業界特有の商戦時期によっても、DMの通数が大きく異なってきていることがうかがえる。

(表3)月別通数推移

DMの受け取り曜日では日曜日には郵便配達が行われない反動か、月曜日が一番多く、日曜日は最も少ない。
こちらも業界によるばらつきが大きい。特に建設・不動産業界は金曜日の到着が最も多くなっている。これは週末に確認してもらうために金曜日に到着するように送付していると考えられる。このように、開封閲読をしてもらうためにDMの内容やターゲットに合わせて受け取り日を想定するのも1つの戦略といえる。

(表4)曜日別通数推移

このように、業界によっても差があるため一概には言えないものの、多くの業界でより安くたくさんの情報を送ることができる形状を追い求めていることがうかがえた。
生活者は日々たくさんの情報に囲まれており、その情報が自分にとって必要なのかどうかの判断は一瞬で行っている。(参考:DMの生活者調査:開封判断のポイント2)
そんな中から、手にとって開封してもらえるDMを作り出すには、デザインだけでなく、ターゲットやタイミング、オファーなど緻密な戦略設計が重要となる。

今後もこのDMライブラリにまだ隠れているヒントを見つけ出し、さまざまな角度から紹介していきたい。

DMライブラリ(みんなの声ラボ)
Direct! ~DMに関する生活者調査~

お問い合わせの後の流れ
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