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2015.07.06

「DM Week 2015」セミナーレポート Yahoo ! JAPANが実践する マルチビッグデータの利活用とその進め方

Yahoo ! JAPANが実践するマルチビッグデータの利活用とその進め方

DM Week 2015 セミナーレポート

日本最大級のポータルサイトを運営し、検索だけでなくニュースやショッピング、
オークションなど、100以上のサービスの膨大なデータを持つYahoo ! JAPAN。
そのマルチビッグデータは、企業のマーケティング活動にどのように利活用できるのでしょうか。
Yahoo ! JAPANが考える「心へつなげる『しくみ』」をご紹介します。

 スマートフォンへのシフトが加速し、マルチスクリーン時代を迎えています。最近は動画を使ったインタラクティブなコミュニケーションが重要視されてきています。Yahoo!JAPANは、スマートフォンマーケティングでは、エリアと時間帯のターゲティングがポイントと考え、最先端のデジタルテクノロジーを使った新たなサービスを展開しています。

 これまでは、認知拡大のための「広告宣伝」と、購買行動に結びつける「販促」は別枠で考えられてきました。しかし、広告効果の最大化を図るためには、この2つをデジタルテクノロジーでリアルタイムにつなぎ合わせることが必要です。

 例えば、広告を表示する相手を絞ったリターゲティング広告は、クリックスルー率(CTR※1)が高く、効果的だと考えられてきました。しかし、クライアントが持つ既存顧客情報だけでは訴求対象のボリュームが十分に確保できないため、既存顧客に「似た人」(=Look Alike)のモデルを作成し、その層へリーチする必要があります。

 そこでYahoo! JAPANのビッグデータが役に立ちます。Yahoo! JAPANが保有しているデータは、量もさることながら、さまざまなサービスを通じたバラエティ豊かな情報が揃っていることが大きな強みなのです。

データを活用したO2O※2にも注力

 データの収集や分析、コミュニケーション最適化のために、Yahoo! JAPANはデータ・マネジメント・プラットフォーム(DMP※3)を提供しています。DMPは、データの「鮮度」と「品質」の2つが重要な観点になります。鮮度を重視することでパフォーマンスは上がります。さらに、Yahoo! JAPANのデータとクライアントが持つデータを掛け合わせることで、ユーザーの行動特性をさらに精緻に捉えることができるのです。

 今後、Yahoo! JAPANでは、オンライン・トゥ・オフライン(O2O)領域にもさらに力を入れていきます。例えば、店舗に来訪した人にどうやってクーポンを渡すのか、検索した人だけをどうターゲティングするのかといったサービスを積極的に展開しようと考えています。多様なビッグデータを活用したマーケティングソリューションは、今後さらに広がりと進化を遂げていくものと考えています。

Yahoo! JAPANのDMPで顧客の状況を把握するための情報量を補完

※1 CTR=どれだけ広告がクリックされているかの指標。
※2 O2O=インターネット上から現実世界への行動へと促す施策のこと。
※3 DMP=データという資源を管理・分析・加工し、広告配信やマーケティング施策に活用するためのプラットフォーム。アドテクノロジー領域では、ユーザーを把握し、適切な広告を表示したり最適なタイミングで広告配信するために活用される。

profile

友澤 大輔 氏(ともざわ・だいすけ)●ベネッセコーポレーション、ニフティ、リクルート、楽天を経て、2012年ヤフー株式会社に入社。マーケティングイノベーション室長として新しいマーケティング手法を推進。今年4月より、ヤフー全体のマーケティング機能をセントラライズしたマーケティング&コミュニケーション本部の本部長に就任。講演や勉強会の講師としても活躍。

(所属、役職は2015年7月1日時点のものです)

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