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2016.06.29

「DM week 2016」デジタルマーケティングを 革新する映像メディアの活用法

デジタルマーケティングを 革新する映像メディアの活用法

DM week 2016 セミナーレポート

誰もがスマートフォンで簡単に映像を撮影し、インターネット上に投稿して視聴するのが日常となった今、デジタルコミュニケーションは新たな変革を迎えつつあります。

映像の世界に、テレビの登場に匹敵する映像革命をもたらしたスマートフォン

 スマートフォンの普及により、若者の間では「動画」で「クローズド」にコミュニケーションをするのが世界的なトレンドになっています。

 スマートフォンは、エンタメ産業全体を革新しました。今や、音楽を聴くのも、ゲームをするのも、本を読むのもスマートフォン。もちろん、コミュニケーションもスマートフォンで行われています。中でも、幼い頃からデジタルコミュニケーションに親しんできた若い世代は、SNSを通じて特定の仲間内だけでデジタルコミュニケーションを楽しむ傾向があります。インターネットのリスクにも敏感な彼らは、デジタルではクローズドコミュニケーションを好むのです。

 さらに今、アメリカではミレニアル世代と呼ばれる若者たちの間で動画でのコミュニケーションが急速に広まっています。この流れに一役買っているのも、やはりスマートフォンです。スマートフォンなら、動画を「撮る」「編集する」「見る」作業すべてを簡単に行えますからね。

 スマートフォンは、テレビの登場に匹敵するほどの「映像革命」を巻き起こしたのです。スマートフォンが切り開いた新たなデジタルコミュニケーションの流れをビジネスに活かす。それが2015年4月に立ち上げたC CHANNELの狙いです。

撮影と配信の一本化で映像メディア版SPAを実現する

 当社と同名の動画配信プラットフォームC CHANNELは、10代から30代までの女性をメインターゲットに、ファッションやヘアメーク、グルメやトラベル情報などを提供しています。いわば「女性のための動画ファッション雑誌」。出演者は「クリッパー」と呼ばれるモデルやタレントです。視聴者と同世代の彼女たちは、興味や関心も視聴者と近い。クリッパーの存在により、C CHANNELもクローズドメディアに近いものとして受け入れられています。

 また、C CHANNEL内で配信する企業の広告動画にもクリッパーの視点を取り入れ、視聴者への訴求力を高めています。さらに今後は、料理やヘアメーク、DIYなどのHow To動画で使用した製品をサイト内で販売するEコマースの仕組みも準備中です。何かと忙しい最近の若者は、かわいい動物の動画や面白い動画よりも「すぐに役立つ」動画を好む傾向にあるようで、How To動画は人気を集めています。中でも人気の高い料理とヘアメークは、それぞれ専門のスタジオを用意し、24時間撮影できる体制を整えています。

 料理とヘアメークに限らず、ほとんどの動画の撮影は当社のスタジオで行われ、撮影から編集、配信という一連の作業はすべて、クリッパーが行います。スマホさえあれば簡単にできる作業ですから、従来の動画配信に比べると大幅にコストが削減できますし、時間もかかりません。

 製作と配信の一本化により実現されるスピーディーかつ低コストのビジネスモデルは、ファストファッションのSPAモデル(企画から製造、小売りまでを一貫して行う)に重なります。当社がイメージするのはまさに、映像メディア版SPAです。

 当社のKPI(事業評価指数)は、動画の再生回数です。2016年3月の1ヵ月の再生回数は1億回でした。「1カ月の再生回数が1億に達すると世界に認められる」といわれていますから、立ち上げから1年での急成長ぶりに、動画への根強いニーズを確信しています。

 今後は、国内でのシェア拡大はもちろん、アジア展開も見据えながら、デジタルマーケティングの在り方に変革をもたらす映像メディアの進化を注視し続けます。

縦長動画がトレンド

profile

森川 亮 氏(もりかわ・あきら)●1989年、日本テレビ放送網(株)入社。ネット広告や映像配信などの新規事業立ち上げに携わる。ソニー(株)を経て2003年、ハンゲームジャパン(現LINE)(株)入社。07年、同社代表取締役社長就任、「LINE」サービスを立ち上げる。15年4月、C Channel(株)を設立し代表取締役社長に就任。

(所属、役職は2016年4月1日時点のものです)

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