FOCUS of LABOLIS

2016.09.05

アイトラッキング(視線計測)って何??!生活者の視線を捉えて見えてくること。

 LABOLISでは、DM・通知物などの印刷物やWebサイトに対して、生活者がどこに注目し、どこを閲読しているのか、興味・関心のポイントはどこかなどを把握するために、視線計測装置(アイトラッカー)を活用している。今回はその視線計測調査について紹介したい。

 視線計測装置とは赤外線を用いて被験者の黒目を検知し、その動きを追うことで被験者がどこを見ているのかを分析できる機器である。装置はモニター一体型のタイプとウエアラブル型のタイプがあり、調査の目的により使い分けている。

 視線計測調査を行うと、以下のように、被験者がDMをどのような順序でどこを見ているかを再現することができる。

 特にウエアラブル型の機器を使用した調査では、被験者がどこを見ているのかだけでなく、どちらの面から見ているか、封筒を開封後にどの同封物から読んでいるのかなども知ることができる。
 調査で被験者の視線の動きを追っていくと、デザイナーの意図通りではない動きをすることも多々ある。想定の順番通りに読まれないことで、内容がうまく伝えられていない可能性も生まれてくる。DMを見る順序については、デザイナーはその対象物を見慣れているため、デザインを客観的に捉えることが難しい。そのため初めてそのDMを見る生活者の視線の動きというのは、DMを制作していく上で重要なヒントの一つとなる。

 また、どこがよく見られているのかは、別のアウトプットでも確認できる。

ヒートマップ

図)ヒートマップ

 これはヒートマップと呼ばれるアウトプットで、被験者の注視時間を色温度によって表している。「赤い箇所」=「よく見られていた箇所」ということがわかりやすく、逆に見られていない箇所も一目で知ることができる。もしデザイナーが「ここを見て欲しい」と思って目立つようにデザインしたところが、実は見られていなかったということがわかったら、そのDMで伝えたい内容が生活者には正確に伝わっていないことになる。

 このような作り手と生活者のギャップは、企業とお客様とのコミュニケーション上の課題点であり、改善が必要である。実際に調査を行う際は、計測だけでなく、なぜ見たのか・見なかったのかを被験者からヒアリングを行うことで、より具体的な課題点の洗い出しを行っている。
 もちろん、DMに限らず、帳票の書きやすさやパンフレットの見やすさ、Webサイトの使い勝手など、それ以外にもこの視線計測調査を行うことで現状の把握や課題点を見つけ出すことが可能だ。

 LABOLISでは調査や分析を通じ、このようなギャップを見つけだし、埋めていくサポートを行っている。「伝えたい情報」が「分かりやすい」形で表現されているか、「視線」という観点から今一度見直してみてはいかがだろうか。

ユーザビリティー調査:視線計測調査(さいえんすラボ)

お問い合わせの後の流れ
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